浦尾津麻子

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理緒の母親であり、亀太の妻・浦尾津麻子役の吉崎和子と申します。

さて、映画に出演する経緯から申し上げます。
「吉崎さん映画に出て頂けませんか?」
かる〜い誘いに「私でいいの?」とかる〜返事をしたのがきっかけで「横川サスペンス」への出演が決まりました。

撮影が始まった途端、妥協を許さない監督のカメラが廻り続け、こんなノリで引き受けた事を反省と後悔をする間もないまま、長く短い1ヶ月が過ぎてしまいました。
人生は筋書きのないドラマと言いますが、こんな私が映画に出た事が、まさしく私の人生のシナリオに全くないものでした。

ラストシーンの可部では、出演者・スタッフの方々の頑張りに鳥肌の立つ感動と熱く燃えるものを感じました。
それにしても出演者の熱演に少しでも応えられるようにと・・・私なりに身体を張った?イヤイヤ「命」を張りました。

追伸:この映画は、少年の心を持つ大人達のロマンと、商店街を取り巻く人々の優しさと人情が溢れる映画です。
出演者の中に自分の姿を見出して頂ければ、幸いに存じます。

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俳優 河村竜也です

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唐丸チリ役の河村竜也です。
二月の終わりにクランクインしたこの映画が、クランクアップしたのは僕が25の歳になる前日のことでした。
25になった3月28日早朝、広島空港に向かいながらおよそ一ヵ月に及ぶロケ生活を想い、普通の映画づくりではありえないようなことをまた一つ体験したんだと僕は確信していました。
これだけたくさんの熱い気持ちを持った町の人たちとがむしゃらに映画創りに没頭したこと。
イメージを共有し続けたこと。クリエイティブであり続けたこと。
羽田空港に着くと、東京の空気を吸いながら僕はなぜか勝ち誇ったような気持ちになりました。
何に対して勝ったのかは分かりません。
それはよく分かりません。
そもそも何と戦っていたのかさえよく分かりません。
ただ、こぶしにグッと力が入った、その時に込めた力がロケから四か月以上過ぎた今でも自分をつき動かしているのは確かです。

リオとチリ

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劇中シーンより。

浦尾亀太

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魚屋の頑固オヤジ浦尾亀太こと、理緒の父親役の高橋憲吾です。
家庭も女房も放ったからして、日本初の乗り合いバスの復元に夢中になっている、横川のオヤジたちの集約的役どころ。

アンタの注ぐ愛はバスか私か?ふと寂しさを覚える津麻子。彼女の起したある行動と、夫婦の心の間隙がサスペンスを生む大事な要因になっています。

神酒監督の作品はスピーディーなので、そこを見落とさないで下さい。加えて亀太は失語症かと思うくらいものを言いません。わずかな夫婦の日常会話も聞き漏らさないように。

亀太は口下手で、自分の気持ちを滑らかに表現ができません。だから表面は女房につれなく、粗暴な感じすら与える。妻を愛していないわけではないが、古い日本男性の典型的なとこがある。説明を省くクセがある。だから、感極まったとき、口にする言葉が唐突に聞えたりする。

これらのキャラが、私の性格にソックリだとワイフに笑われマシタ。演技力が優れていたのではなく、たまたま亀太のイメージに合っていたのでこの役が回ってきたのだと思います。

映画館には30年近く行かなかったが、横サス出演を機会に映画を見に行き始めました。近くのTOHOシネマズ緑井には、8っつも映画館がある。シネ・コン方式とかいうらしく、上映している作品はみな違う!大型映画館での東映ヤクザ映画や日活映画でタイムストップしているジジイは、入ってみて目を剥く!で・・・病み付きになった。

4月にリチャード・ギアの「シャールウイダンス」を見ました。「宇宙大戦争」も「スタウオーズ・エピソード3」も、「星になった少年」もかたっぱしから見ました。

で、思いました。映画は基本的に娯楽に徹した作品がヒットする。ジャンル内容は問わない。問われるのは作る側の観客に対するサービス精神。なまじ凝ったり芸術性や思想性を追求すると当たり外れが生じる。晩年の黒沢明監督の作品にも、少しそれを感じる・・・。ナンテいっぱしのことを。

アナログ世代のじじいにはデジタル・テクニカルは通用しない。スタッフのみなさんとの、この世代間の感覚的落差が、映画製作中の密かな楽しみでもありました。

今またパソコンで、若い人たちに迷惑をかけています。しかし、歳をとるといいこともある。TOHOシネマは一人1800円のところ、どちらかが五十歳以上なら、夫婦二人で2000円で入館できる。1600円の得だ。

悔しかったら歳をとってみろ!

今、亀太は週末にはカミさんと仲良く映画鑑賞。これも横川サスペンス出演が機縁!みなさん、どうもありがとう!

次は東京の本物俳優チリ君にバトンタッチ!

目光ミゲル

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始めまして・・・目光ミゲル役(おもちゃ屋のオヤジ)
の松田祐己と申します。
いつもおどおどして、喋りたくても喋らしてもらえない、よくピンクのハンカチで汗を拭いています。(本当の自分の性格とは正反対の役です)

まず、本年2月5日に準主役のおやじ2名を決めるオーディションに参加させてもらいました。参加してみると本当にキャラの強いおっさんや芸達者なおやじばかりで、こりゃ私じゃ無理だと思いました。そこで、オーディション本番では「笑いを取るだけでええわい」と思って望みました。案の定、笑いを取ることが出来て満足して帰りました。

さて、2週間後に監督から電話がありました。
準主役にはなれませんでしたが、私にピッタリのおやじ役があるという事でした。
本当にこんな私でいいの?
(ビビディ・バビディ・ブーの替え歌でチビで・ハゲで・ブーのこの私で・・・)
って思いましたが、1秒で引き受けることにしました。(早〜)
ということで、この映画に出演させて頂くことになったのです。

撮影では、緊張した雰囲気の中にも常に笑いが絶えず、キャラの濃いキャストやおやじがいつも笑わせてくれました。
撮影製作は初めて携わったわけですが、とにかく楽しく参加することが出来ました。監督を始め、スタッフの皆様に本当に恵まれたと思います。

この映画は100万円という低予算ですが、感動あり・笑いあり・人情味ありの映画でとても完成度の高い作品に仕上がっています。(えっ、これで100万円って感じですなあ・・・)
是非、ご覧頂きたいと存じます。

次は亀ちゃんですよ〜。まっちゃんでした。

理緒

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どーも、浦尾理緒役をさせていただきました竹岡亜依です。
今回、この映画「横川サスペンス」で映画初出演です。

そもそも私がこの映画に出ることになったのは神酒監督との出会いです。

丁度去年の今頃、神酒監督に声を掛けていただきました。私は神酒監督率いるθプロジェクトの大ファンで、高校生の頃からずっと憧れていました。そんな神酒監督から直々にお声を掛けていただけるなんて・・!ビックリして、つい「本人ですか!?」って聞き返しちゃったくらいです。(なんて失礼なんでしょう・・・)

そんなこんなで映画の話を聞いた時は、すてきだなあ!と興味深々でした。 だけど反面、私は演技なんてしたことないし、私なんかがこんな重大な役を引き受けていいのか自信もなくて、悩みました。でも、映画に出させてもらえるなんてそうそうないし、ましてや憧れの神酒監督の作品に出させてもらえるなんて・・・!

っっよしっ!何事もチャレンジ!!!!

やるからには生半可な気持ちじゃだめだし、不安も多くあったけれど、頑張ってみることに決めました。


終わってみれば撮影はあっという間だったような気がします。そしていよいよ公開間近!
「横川サスペンス」は、笑いあり、涙ありのサスペンス物語になってます。家族や恋人、地域の人々の愛を色んな形で大いに感じれると思います。私も演じながらも想うところがたくさんありました。

また、素敵な(濃いすぎる!?)キャストのみなさんと、スタッフの皆さんのおかげで毎日楽しい現場でした。この映画で私自信成長できたと思います。

そして、何より、この映画の裏には横川の方々の暖かい愛があります。撮影中もいつも暖かくサポートしてくださいました。そんな地域も一体化で作りあげた映画「横川サスペンス」是非見ちゃってください!!


おおっと、ちょっと語っちゃいましたが・・・
次はオヤジ一押しキャラ、目光ミゲルさん役の松田センセーにバトンターッチ!