ヨコワルド
はじめましてヨコワルド役の水木智英(http://www.mejiri.info/)です。
実は、そばアレルギーです。
今日はヨコワルドとの出逢いについて語りたいと思います。
それは、神酒監督からの一本の電話でした。
神妙な面持ちで「話したいことがある」という連絡を受け、得たいの知れない胸騒ぎと共に、横川のCAFEネコバコに向かいました。
CAFEには憧れだった脚本家末田組長も葉巻を右手に待機しておられました。
席に座った途端、お二人から熱い横サス構想の説明がはじまりました。
話の展開から、「なるほど。この二人どうやら俺に映画音楽作ってほしいってコンタンだな?オーケーオーケー!全て俺に任せとけって」てな具合で余裕ぶっこきながら聞いてたら、何か様子が変なんです。
二人から「音楽」に関する単語は全く発せられず、やたら「うっとおしい」、「みんなの嫌われ者」、「目立ちたがり屋」、「テカテカ横ワケ」、「リーブ21」もしくはそれに類似した言葉ばかり。
どうやらそれが「ヨコワルド」って言うモテない役の説明だったみたいで。
「そんな役やる人は何て哀れなんだ」なんて心で同情してたら、最後にぼそっと「その役は水木しかいない」と(笑
一瞬、守るべき家族や社会的立場が脳裏を横切りましたが、二人と一緒にモノづくりができるというワクワク感だけで、二つ返事でOKしました。
〜続きは次回〜
では、我らがヒロイン リオちゃんにバトン渡します!
走れ!韋駄天。
角刈りの韋駄天やりました、末武太です。
大学時分から憧れていた神酒監督の作品に出演出来る!
こんな光栄な機会はそうあるもんじゃありません。だからあの時の記憶は鮮明に残っています。あれは忘れもしない、十二月の寒風吹き荒れる…いや違う、一月の成人式前に…、いや二月だったかバレンタインの時…あ、三月だ!三月の…いや三月だったらもうクランクインしてるし…え〜すぃあせん、記憶にござぁいあせん。
条件は角刈りでした。生まれて初めての角刈り。いいじゃん!いけてるじゃん!お洒落じゃん!渋谷じゃん!裏原(宿)じゃん!
角刈り…♪お前が俺には最後のお○な〜の、みちのくジョーよろしく、気合い入りましたよ。
三月、本格的撮影が始まって、愈々韋駄天の出番になって。ファーストカットのあの時の緊張と興奮は忘れるまで忘れません。
まだまだ寒い三月の夜、しかし私は一人汗をかいておりました。走る!走る!and緊張の汗も相まって、汗をかく!角!ガリガリと。
撮影に入った大事な時期、こんな風に汗をかきますから、体調管理だけは難しかったですね。風邪をひかないように、と。しかし心配無用でした。元来、馬鹿でしたから、ハハ(←短めに笑うのがミソ☆田原ト○彦をイメージ)
撮影の一か月間は随分と楽しい貴重な時間を過ごさせてもらいました。
タ「じゃお友達を…」
客「え〜!!!」
韋「あ、ありがとうございます。じゃ、また明日来ましょうか?」
客「アハハハハ」
タ「ンナこたぁない」
韋「え〜ギターのヨコワルドさんを」
タ「あ、ヨコワルド」
客「(どよめく)」
タ「一年ぶりだね」
ー割愛ー
タ「じゃ、明日書き込みしてくれるかな?」
ヨ「いいともぉ〜!」
タ「韋駄天でした」
♪チャ〜ラ、チャラ〜、チャ〜ラ、チャラ〜、チャラチャラ〜、チャ、チャン!
公式ホームページ始めました!
本日より『横川サスペンス』の公式ホームページをアップしました!これからキャスト・スタッフの書き込みなど、ドンドン増えていきます!
横サスと私
脚本担当の末田です。横川を拠点にチャラチャラしてます。
さて、
あれは2004年の5月でしたか、綺麗に晴れた春の午後、花咲く自宅の庭でした。神酒監督から「脚本をかきませんか」と電話をいただいたのは。
どんな仕事も2秒でオーケーです。
私は監督の作品を拝見したことがあり、ずいぶん爽やかな印象を持っていたので、土むさい私は、
やっぱり2秒でオーケーです。
これは化学変化、その名も「ケミストリー」のお誘いであると考えました。
しかし、そこから長かったのです。ああ長かった。
この脚本ができるまでのスペクタクルは、もはや私と神酒さんしかわからないでしょう。当初9月クランクインのはずが、その半年後になりました。
実は、最初は、幽霊の話でした。
「横川サスペンス」ならぬ「横川ファンタジー」になるところでした、ほんと、ならなくてよかったと今となっては思いますが、あのころは真剣でした。真剣な人自体がファンタジーさ、などと、こんなところで深い話もなんですが、ファンタジー系のフィルムフェスティバルに出品か?!などと、言っていたものです。
しかしともあれ、サスペンス的要素はけっこう早い内からにじみ出ていました。そして神酒さんがタイトルを「横川サスペンス」と決定してから、よりその方向にジャンプして行きました。とにかく、いつどんなときも、脚本というのはこうして出来ます。いろいろこねこねです。
ただ終始一貫して肝に命じていたのは、神酒さんの言葉
「世界中の誰が見ても、同じように楽しめる映画」
ということです。
これは、私もとても共感した言葉です。迷った時に立ち返る所はいつもここです。そしてまた、ここが一番難しかったところでもあります。
誰が見ても楽しめるものを作ったとて、横川で作った意味が単に「ロケ地」っていうだけじゃいけないなあト。でも、横川を描いても、横川の町そのものの面白さには勝てる訳ありません。などなど悩みました。私のなかで一番の問題でした。
というわけで、単純ですが、気付いた時には登場人物たちに横川に実在する人たちのイメージをかなり詰め込んでいました。
これは横川商店街の会議や、「のどを潤す会」に潜伏してトリの唐揚げを握りしめてきた私にとってはぴったりのやり方でした。あの人物はあの人、あの人物はあの人、という感じです。そうしていくと、どんどんと人物達に引き込まれ、その人物あるからこそ、ストーリーが出来て行きました。まさにこれが横川の力です。こんなかんじで脚本を何度も書いていくうちに、まちがいなく横川が生んだ、きっと誰でも楽しめる作品の基盤になれたかしら、とおもいます。それはあたかも、一つの町が出来て行くように。人が町を作り、町が人を作り、と言うふうに。横川が映画を作り、映画が映画の中にまた一つの横川を作ったような。
ちょっとこのまま書き続けると、読者のみなさんを感動させてしまうことを確信したので、このへんにしときましょう。ちゃらちゃらしときます。
おつぎは、韋駄天役の末武太アクターです。
監督の神酒です
「横川サスペンス」。タイトルの通り、サスペンス映画です。横川を知らなくても、かよこバスを知らなくても充分楽しめる作品になっています。オープニングからちりばめられた謎が、一つの真実をきっかけに、一気に衝撃のラストへと突き進みます。とてもスピード感がある脚本だと思います。
また、主人公の心の変化にも注目してほしい。主演は市立大学2年生の竹岡亜依(19)さん。本来は、普通の女子大生なのですが、僕がこの映画の主人公を捜している時に、たまたま出合い、声をかけさせてもらいました。まさに「理緒」役にぴったりな人。ラストカットの彼女の表情は、見応えのある表情でした。映画の中で成長する理緒と一緒に、演じる亜依さんも成長してくれたんだと思います。重要なシーン、すごいプレッシャーの中よくやってくれました。
この映画は、僕にとって自信のある作品に仕上がっています。この映画に対するこだわりは、始まりの頃からありました。脚本家の末田晴さんとストーリーを書き始めてから、1年のやり取り。ずいぶん末田さんも苦労したのだろうと思います。注文の多い監督ですから。
元々、末田氏は広島で活躍中の演劇プロジェクト「ブンメシ」の脚本家さんです。普段は、演劇の作品を書かれています。
僕には映画としての「横川サスペンス」の完成イメージがあったので、その完成予想図を一致させることも大変だったと思います。そういったところを、末田さんに書いて頂ければと思います。テーマは「横サスと私」で、宜しくお願いします。
ウニと青しその和風パスタ
記念すべき第1回目は、「ウニと青しその和風スパゲッティ」
横川本通、広銀向かいの黄色いビルの2階「カフェチアス」の名物料理です。
ウニの濃厚な風味を日本酒と醤油で包み込んだソースに、青しその爽やかな香りと海苔の海の香りを散りばめた、まさに絶品です。ウニをつかったパスタは他にも多数あり、上から順番に食べたくなること5万メガです。
お酒も美味しいですが、食後にはぜひコーヒーか紅茶を。食後の飲み物の重要性というものをホッと一息つきながら感じることでしょう。
ちなみに、映画でもこのパスタは登場してます。
コンテンツ紹介
ここでは撮影場所の写真や美味しい横川のお店などをドンドン紹介していきます!お楽しみに!